ブログの筆者:ほわほわ
ある日のこと。(過ぎし日)
ほわほわはいつものように学校へ出発した。
寒いなぁ ...
今は冬。
ヒートテックを着ていても寒い。
凍えながら登校する毎日だ。
しばらくして、やっと教室に到着した。
暖房が効いてる、天国だ〜
こんな恵まれた環境なのはありがたい。
ほわほわはしみじみと思った。
んー、でも時間経つと暑いかも...
・・・・
ヒートテックを脱ごう。
ほわほわはトイレに移動した。
個室を更衣室がわりにして着替え開始!
学校のトイレは狭い。
着替えるにはテクニックが必要だ。
まず上の制服を膝に挟み、ヒートテックは脇に挟み....
我ながら華麗な着替えさばきだった。
よいしょっ
後は上の制服を着るだけ...
ポチャっ!
ん?
水の音がした。
何だろう?
心なしか、ほわほわは身軽になった気がした。
まだ何が起きたか分かっていない。
なんとなく目線を下に向けると......
あ...!!
目の前には、トイレにホールインワンした制服が。
人はマルチタスクをするとどこかおろそかになるものだ。
ほわほわは洋服を挟みすぎたために、膝の力が抜けて一番大事な制服をトイレにドボンしてしまったのだ。
これは夢なのか...?
いや、現実だ。
精神的ダメージが大きすぎて、夢か現実かも分からなくなってくる。
今はまだ朝。
これから学校が始まるっていうのに...
他に洋服はない。
周りに人もいない。
頭が真っ白だ。
泣きたい。
今日は神様定休日なんだ、きっと...
ほわほわは絶望した。
その時。
ふと、あるアイデアが思い浮かんだ。
時って戻せるのかな...?
超能力...
よく映画で見るのは、切羽詰まった時に不思議な力が主人公に宿るパターン。
普通に考えれば絶対ありえないが、藁にもすがる思いだった。
ほわほわは目に見えない力を少し期待した。
時よ戻れ!!
・・・・・。
何も起こらない...
そりゃそうだ。
よし。
ほわほわは大人しく洗面所に向かった。
ゴシゴシ...
制服に染み込んでいるのは、現在トイレの水100%
これを水道水100%になるまで必死に洗った。
なんとか応急処置は完了。
1日体操服という手もあるけど...
ま、いっか!このまま着よう。
ほわほわは洗い立ての新鮮な制服を身につけた。
少し水を含んで重いけど、これも悪くはない。
ちょうど暖房が暑いし、涼しい制服との相性は抜群だ。
においも心配だったが、幸い誰も気付いてなさそうだった。
よかった...
今日は色々あったけど、、、
なんやかんや1日を快適に過ごしたほわほわであった。
(完)
最後まで読んで下さり、ありがとうございました🐥