ブログの筆者:ほわほわ
ある日のこと。
ほわほわは家族と韓国に遊びに来ていた。
今日も楽しかったぁ〜
地下鉄に向かうほわほわ家族。
ホテルに帰るため電車に乗った。
電車は満杯だ。
隙間を見つけ、そこに立って手すりにつかまる...
プシュー
ドアが閉まる。
まもなくして電車が発車した。
ガタンゴトン
ガタンゴトン
ふぅ〜
韓国最高だなぁー
明日はどんな旅になるんだろう...?
ほわほわはぼーっとしながら、そんなことを考えていた。
それにしても、、、
周りを見るとリュックを背負ったおじちゃんおばちゃんが多い。
ほわほわの前に座っているおばちゃん達もそう。
格好からして、、、山登り?
そうだろうなぁ〜
うん。
考えているうちに眠くなってきた。
・・・・・
ふら〜
...だめだ!
起きなきゃ...
今は座れないし立ったままは寝れんぞ...
ほわほわはなんとか目をこじ開け、目的地に着くまで耐えようと頑張る。
・・・・・
ふら〜
...っと
また倒れそうになった
なんでこんな眠いんだ...?
ほわほわは人生でベスト5に入るほどの異常な眠気にびっくりした。
旅行で張り切ってたし夜遅いからな、相当疲れてるんだろう...
ほわほわは気合を入れ直すことに。
今度こそふらつかんぞ...!!
しっかり前を見て眠気に耐えるほわほわ。
・・・・・
ふら〜
....っと、、、
・・・・・
zzz...
ほわほわは、ついに立ったまま寝てしまった。
ガクッ
わ!寝てた...
眠すぎる...
もう立ってられないかも...
そう思った時。
トントン。
前から肩を叩かれた。
なんだ...?
顔を上げてみると、、、
前に座っているおばちゃんだ。
どうしたんだろう...?
寝ぼけて不思議そうにしているとおばちゃんは微笑み、立ち上がって
アンジャ、アンジャ
と、席を指差している。
もしかして...
席を譲ろうとして下さっているのか...?
あ、大丈夫です...!!
とジェスチャーで伝えるものの、
アンジャ、アンジャ
と、熱心に席を譲ろうとしてくれている。
おばちゃんも疲れているはずなのに...
結局、ほわほわはおばちゃんの優しさにありがたく、座らせてもらうことにした。
カムサハムニダ〜
おばちゃんは、 “いいよいいよ〜” とジェスチャーをしている。
なんて優しい方なんだ...
そう思ったまま秒で寝てしまった.....
・・・・・
本当は降りる時にもう一度お礼を言いたかったのだが、そこからはあまりの睡魔に記憶がない。
今思えば、こんなに眠そうな人が前に立っていたら譲らなきゃと思わせてしまったかな...
と、少し申し訳なく感じる。
しかし、優しさは国境関係ないことを肌で感じることができ、幸せな気持ちになったほわほわであった。
(完)
最後まで読んで下さり、ありがとうございました🐥