ブログの筆者:ほわほわ
ある日のこと。
ほわほわは、夜遅くに広島駅に到着し、夜ご飯を食べる場所を探していた。
どうやらここはお好み焼きが有名らしい。
有名なお店を見つけ、さっそく向かうほわほわ。
到着。
わぁ〜
美味しそうな匂いが漂ってくる。
鉄板で焼いている音もいいねぇ〜
いらっしゃいませ〜
ほわほわはお店に入り、メニューを広げた。
種類がいっぱいだ〜
どれにするか迷う...
ほわほわがロックオンしたのは2つ。
普通のお好み焼きとネギ入りのお好み焼き。
どっちもおいしそう!
よし。
ネギ入りにしよう。
そして、値段を見た。
えぇ...
1200円?!
プレーンのお好み焼きは800円だった。
ネギ入りってだけで400円も高くなるのか!?
どうしよう...
ネギ入りがいいけどお金がないな...
この時は旅の後半だったため、かなりお財布が寂しい状態であった。
400円の損失はかなり大きい...
どうしようか...?
どうしてもネギ入りが食べたいほわほわ。
悩んだ末に、変なポジティブさを発動した。
後の旅で節約すればいっか!
ネギ入りを食べるぞ〜
一人メニューを睨みながら、大きな決断を下した。
注文するほわほわ。
料理が来るのを待っていた、
その時。
ほれ、ほれ!
ん?
突然、誰かを呼ぶ声が聞こえた。
ぱっと顔を上げると、お店の大将さんがほわほわに話しかけているようだ。
どうしたんだろう...?
ぽかんとしていると、
このお客さんが君の分も払ってくれるってよ!
お礼言っときなさい。
えぇ!!
いいんですか!?
優しそうなサラリーマンの方だった。
ほわほわに救世主が現れたのだ。
少し申し訳なさもあったけど、、
なんてありがたい...!!
ありがとうございます!!
お礼を言った。
その男性は、会計を済ませお店を出て行かれた。
いい人だったなぁ〜
とても温かい気持ちになったのだが、、
ん?
ふと思った。
さっきの自分の姿をリプレイする。
深夜に大荷物を抱え、1人でご飯屋さんに来店。
ご飯を頼まずひたすらメニュー表を睨んでいる...
これ、もしかして.....
家なき子と思われた...?
そんな気がしてきた......
こう見えて...旅人なんです、、、
まぁ、それはよしとしよう。
それだけ優しい方が沢山いるということだ。
世の中捨てたもんじゃないなぁ〜
お!
そこへ、ちょうど運ばれてきた出来立てのネギ入りお好み焼き。
感謝しながら美味しく味わったほわほわであった。
(完)
最後まで読んで下さり、ありがとうございました🐥