ブログの筆者:ほわほわ
ある日のこと。
ほわほわは、長野県を旅していた。
夜遅いし、宿探すか〜
ホテルに電話したり直接行ったりして、空室を確認し始める。
しかし、、
どこも空いてない...
この近くはホテルが沢山あるが、びっくりするほど全て満室だった。
どうしよう...
今度こそ野宿か...?
そう思った時。
とある格安ホテルがヒットした。
値段は...
3000円...!!
鳥取県の時と同じだ。
格安ホテルといえば、いろんな意味で味のあるホテルが多い。
以前、鳥取県で泊まった格安ホテルでも事は起こった...(詳細はこちらの記事 ↓)
とりあえず予約しよう。
駅から10分の好アクセスみたい。
ほわほわは、さっそくホテルへと向かった。
暗い道を歩いて行く。
・・・・・
もう10分くらいは経ったけど、、
まだ着かんなぁ。
もう少しかな?
・・・・・
歩き始めて20分。
まだ着かんぞ...?
・・・・・
結局、30分ほどかけてホテルに到着。
見た目は民家のようなホテルだ。
ガラガラガラ
こんばんは〜
・・・
ん?
誰もいない...
電気も消えている。
・・・
営業終了してしまったのか...?
そう思った時。
奥からおじいちゃんが出てきた。
パジャマ姿だ。
いらっしゃい〜
あ、予約してたほわほわです!
ほわほわさんね。
もう部屋に布団敷いてあるから、
あ、あと最近ここら辺はよく空き巣が入ってくるから気をつけてね〜
は、はい...
いきなり怖い忠告だ。
動揺するほわほわ。
それじゃ、もう寝るね。
おやすみなさい〜
そう言って、おじいちゃんは奥へと消えていった...
とりあえず、早くお風呂に入ろう。
まずはお部屋に向かうことに。
エレベーターに乗って、えーっと...4階。
ウィーン
エレベーターが動き出した。
が、
ん?
動き...遅すぎんか?
数えてみると、1階上がるのに4秒!?
4階に行くまで16秒かかった。
フロアに到着。
暗くてよく見えない...
部屋を探そうとすると、
わっ...
今度は壁を見てびっくりした。
日本人形がずらりと並んでいる...
えぇ...怖すぎる
少し腰がひけたが、なんとか自分のお部屋を見つけて入った。
中は懐かしい雰囲気の和室。
ちなみに、お風呂とトイレはどちらも1階にあり共用。
さっそく準備をして、お風呂へ。
ゆっくりなエレベーターに乗って、ホテルの外にあるお風呂にやって来た。
シャワーを浴びようとすると、
あちっ!!
温度が高めなのか。
温度調節がないため、なんとか耐えてシャワー完了。
ちょっとしたサウナのようなものもあったため、そちらも利用する。
気持ちいいねぇ〜
気持ちよく汗をかき、お風呂から出た。
ドライヤーは、、、
おぉ...
土星の輪っかのような巨大なマシンがそうなのかな?
昔のドライヤーってこんなのだったんだなぁ〜
思えば、このホテルは全体的に大正時代?か昭和な造りだ。
これはこれで趣があっていいねぇ〜
なんだか和んだ。
髪の毛は自然乾燥でいいや〜
お風呂場を出る。
夜中に部屋から出るのは怖いから避けたい。
というわけで、
トイレを済ませて部屋に戻った。
やっとお部屋でのんびりタイム。
明日の計画でも立てようかな?
しばらくくつろぎ、そのまま寝た。
・・・・・
困った。
ほわほわは目が覚めた。
なんと、恐れていた事態。
トイレに行きたくなってしまったのだ。
怖いから外には出たくない。
空き巣も日本人形も怖い...
どうしよう...
けど行くしかない...
ほわほわは腹を括って部屋の外に出た。
夜中だからか、妙に静かだ。
ゆっくりなエレベーターに乗る。
早く1階に着いてくれぇ...
トイレを済ませて、あとは帰るだけ...と思った
その時。
うわっ!!
怖くて焦りすぎたせいか、足をトイレにつっこんだ。
うぅ...
一瞬叫びそうになったが、、、
そんな場合ではない。
怖い...早く部屋に戻りたい...!!
その一心で、そのままダッシュで戻る。
ふぅ...
なんとか部屋に到着。
少しパジャマの裾が濡れちゃったけど、どうしようか...?
・・・
よし。
このまま寝て忘れることにしよう。
・・・・・
次の日。
なんだかんだよく眠れ、気持ちよく目覚めた。
帰る準備をして、部屋を出る。
朝になると、明かりが差し込んで怖い雰囲気はなかった。
今日は新潟県に行くぞ〜!!
張り切って、今日の旅をスタートさせたほわほわであった。
(完)
最後まで読んで下さり、ありがとうございました🐥